昨年より中森のワーナー時代の全アルバムおよびミニアルバム全23作品が発売順に再発されており、今回はその第5弾となる。従来の再発盤同様に、アナログのラッカー盤にカッティングし、カートリッジで再生した音をデジタル化した高音質の「2023ラッカーマスターサウンド」が採用され、最新リマスターを施した全収録曲のカラオケ音源も収められる。
1986年発売の『BEST』はデビュー・シングル「スローモーション」から13thシングル「SOLITUDE」までの13曲を収録した、その名の通りのベスト・アルバム。ボーナストラックとして、アルバム未収録のシングルカップリング曲「椿姫ジュリアーナ」「AGAIN」も収められる。またCD、アナログ、カセットテープからなる完全生産限定のボックス「BEST COMPLETE BOX」も用意され、ボックスにはA1サイズの復刻ポスターが折りたたみ仕様で封入される。
1986年にリリースされた 『不思議』は中森初のセルフ・プロデュース作品。「不思議」をテーマにした初のコンセプトアルバムで、“明菜最大の問題作”とも形容された。『CRIMSON』も同年リリースのアルバムで、竹内まりやと小林明子から5曲ずつ楽曲提供を受けて制作された。