原田知世の2枚組オールタイム・ベストアルバム『原田知世のうたと音楽』が10月5日にリリースされた。
本作は原田のデビュー40周年を記念した作品。1982年7月発表のデビュー曲「悲しいくらいほんとの話」をはじめ、「時をかける少女」「天国にいちばん近い島」など自ら主演を務めた映画作品の主題歌、原田のアーティストとしての扉を開いた鈴木慶一(ムーンライダーズ)のプロデュース作、1990年代中盤の音楽シーンで一世を風靡したスウェディッシュポップ・サウンドが印象的なトーレ・ヨハンソンによるプロデュース作、ここ10年以上パートナーを組んでいる伊藤ゴローのプロデュース作、そして3月にリリースされた最新アルバム『fruitful days』の収録曲まで、原田がこれまで発表してきた楽曲の中から厳選した30曲が収録される。本作は通常盤とDVDが付属する初回限定盤の2形態で発売され、DVDには10曲のミュージック・ビデオと2022年6月にBunkamuraオーチャードホールで行われた公演より、「冬のこもりうた」「時をかける少女」のライブ映像が収められる。
また10月16日にはデビュー40周年記念公演「原田知世 40th Anniversary Special Concert "fruitful days"」を国際フォーラム ホールAにて開催。大貫妙子、鈴木慶一、高野寛、土岐麻子という、原田の歌手活動にゆかりの深いアーティストがゲストとして出演する。
さらに11月2日には、トリビュート・アルバム『ToMoYo covers ~原田知世オフィシャル・カバー・アルバム』がリリースされる。土岐麻子が「天国にいちばん近い島」、藤原さくらが「早春物語」、中納良恵(EGO=WRAPPIN’)が「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」、堀込泰行が「シンシア」、kiki vivi lilyが「ロマンス」、indigo la Endが「ヴァイオレット」、橋本絵莉子が「冬のこもりうた」、キセルが「くちなしの丘」、そしてタイのインディーポップデュオ・Plastic Plasticが「時をかける少女」をカバーする。ジャケットのイラストは、原田のデビュー当時からのファンとして知られるマンガ家のとり・みきが描き下ろした。