佐野元春プロデュースによる雪村いづみ2作品が同時リリース  2014.2.12.

雪村いづみのデビュー60周年を祝し、佐野元春がプロデュースした2作品、佐野元春&雪村いづみのコラボアルバム『トーキョー・シック』と、雪村いづみのベスト・アルバム『スーパー・シック~雪村いづみオールタイム・ベストアルバム』が2月12日に同時リリースされた。

『トーキョー・シック』は2012年5月にiTunes Store限定シングルとしてリリースされた佐野元春&雪村いづみの楽曲「トーキョー・シック」や、同じレコーディング・セッションで録音された佐野&雪村の新曲「もう憎しみはない」、ビッグバンド形式で演奏された佐野のセルフカバー「こんな素敵な日には」「バイバイ・ハンディラブ」を収録。編曲と指揮は前田憲男が担当し、日本のジャズ・シーンを牽引してきた歴史的なミュージシャン総勢17名が演奏に参加している。またこのアルバムには、このレコーディング・セッションと、2012年に東京・Billboard Live TOKYOで行われた佐野と雪村の共演を記録した、DVDと52ページにおよぶフォトブックレットが付いている。

 

一方、『スーパー・シック~雪村いづみオールタイム・ベストアルバム』は雪村にとって初めての、レーベルの枠を超えて選曲されたCD2枚組+DVDのベスト・アルバム。DISC 1「MONO Years」には戦後ジャズブームの真っただ中にデビューし天才少女と呼ばれた10代のヒット曲が網羅され、DISC 2「STEREO Years」には1960年に1年間のアメリカ公演を成功させてから現在までの軌跡がまとめられている。キャラメル・ママと共演した名盤「スーパー・ジェネレイション」から服部良一の名曲3曲と、荒井由実が雪村のために書き下ろしたが当時発売されなかったため荒井が自ら歌って同名デビュー・アルバムに収録した「ひこうき雲」の処女レコーディング音源、さらには佐野元春と共演した新曲2曲も収められている。またDVDには、10代から現在までの雪村が出演した映画とテレビにおける歌唱シーンを26曲約45分収録。デビュー当時の新東宝映画における歌唱シーン16曲には、往年のジャズメンが多数参加したビクターオーケストラをバックに歌う場面など、テレビ放送開始以前の、日本の音楽史的にも貴重な映像が満載されている。後半のテレビ映像には、1963年の「紅白歌合戦」から2012年の「SONGS」まで、NHKでの歌唱シーン10曲が収録され、キャラメル・ママとのスタジオライブ3曲など充実したラインナップになっている。さらに、佐野元春のラジオ番組で実現した雪村とのトークセッションを紙上で再現した全84ページのスペシャルブックも封入されている。

                           

『トーキョー・シック』

VIZL-619

3,675

発売中

ビクターエンタテインメント

                           

『スーパー・シック~雪村いづみオールタイム・ベストアルバム』

VIZL-604

6,300

発売中

ビクターエンタテインメント