TOUR 2012".HEARTS"ファイナル公演である。
ツアー・タイトルは、吉井のMCによれば、「吉井とオーディエンスがハートを見せっこするツアー」という意味だそうである。昔の総理大臣が「総理とはドス黒いほどの孤独に苛まれるもの」と語ったことがあったけれど、吉井のライブを見ていると、その「ドス黒いほどの孤独」というフレーズをよく思い出す。で、彼はいつでも、おそらくは今でもそれと格闘しているはずで、すぉの格闘の記録は来年10周年となるソロ・キャリアの軌跡とも重なるものだと思う。この日も示した”闇”の深さと、それをロック的な表現に昇華せずにはいられない業のようなもの、そしてその表現の揺るぎなさは、やはり圧倒的だと感じさせるステージだった。まあ、ひと言で言えば、かっこいいということなんだけど。かっこいいと言えば、相変わらず照明とステージ後方の映像もかっこよかった。
M-1.20 GO
M-2.煩悩コントロール
M-3.欲望
M-4.SPARK
M-5.ロンサムジョージ
M-6.SIDE BY SIDE
M-7.母いすゞ
M-8.CALL ME
M-9.ノーパン
M-10.BLACK COCK'S HORSE
M-11.太陽が燃えている
M-12.ONE DAY
M-13.VS
M-14.点描のしくみ
M-15.ビルマニア
M-16.TALI
[ENCORE]
E-1.ロックンロールのメソッド
E-2.PHOENIX
E-3.WEEKENDER
E-4.HEARTS