2006年に紙ジャケット仕様でリイシューされた戸川純関連アルバム7タイトルが、今度はBlu-spec仕様で5月11日に一挙再発された。
上野耕路、太田蛍一と結成したレトロ歌謡テクノポップ・ユニット「ゲルニカ」の1st『改造への躍動』や三宅裕司、越美晴らYENレーベルのオールスターがともに参加した細野晴臣プロデュース、アポジー&ペリジー名義の企画アルバム『超時空コロダンスタン旅行記』、さらには彼女の世界観が凝縮した内容がシーンに衝撃を与えたソロ第一作『玉姫様』など、80年代のニューウェイブ音楽やサブカル・シーンの空気を鮮やかに伝える注目作、問題作ばかり。当時は馴染めなかった人にとっても、21世紀になった今聴き直してみると新たな発見は少なくないだろう。