京都のテレビ・ラジオ局、KBS京都が選曲したCD4枚組フォークソング・ボックス「京都フォーク・ディズ~ラジオで聴いた青春の歌」が、京都府下を中心に展開する大垣書店の全店舗、および京都関連商品のネットショップ「京都生活」で7月10日から販売される。
いわゆる“京都フォーク”の発信地として知られた同局ならではと思わせる貴重な音源を多数収録。当時発売中止になったザ・フォーク・クルセダーズの「イムジン河」から当時KBSアナウンサーだった山崎弘士の楽曲まで、こだわりの選曲60曲が3枚のディスクに収められる。
そして、DISC-4には、1968年10月に京都弥栄会館で行われたザ・フォーク・クルセダーズ解散コンサート「ザ・フォーク・クルセダーズさよなら公演」の音源を収録。これはKBS京都で発掘されたテープをCD化したもので、テープの収録時間の関係でコンサートの途中までしか収録されていないが、これまでまったく世にでていなかった幻の音源だ。
またブックレットには、元ザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむによるコメントや、京都フォークの現場で活躍したデイレクター、アナウンサー、アーティストによる座談会、収録曲全曲解説と全曲歌詞も掲載。当時の空気を追体験できる充実のボックスセットだ。